動画オーバーレイ広告の閉じるボタンの罠とCTR

閉じるボタンを押そうとして少し的が外れ、広告を押したことになってしまってムキーってなったりするんですが、よく考えてみると、これは運営側の狙い通りなんじゃないかと思い始めたので、少し調べてみました。

YouTubeとUSTREAMともに、閉じるボタンにカーソルを乗せたとき、カーソル自体は指印のままで変化はありません。×ボタンのレスポンスは、YouTubeは少し良心的で、ごくごくわずかに×印に色の変化がありますが、USTREAMのものは全く変化はなく、カーソルが乗っているのかどうかがとても分かりにくくなっています。

これは、広告を押す人にとって広告を閉じるボタンは関係ないので、通常のクリックスルーレートに加えて、広告を閉じようとしてうっかりクリックしたことになってしまう、うっかりリクリックスルーレートを加える効果があるんではないでしょうか。

うっかりクリックスルーレートを見積もってみると、広告を熱心に閉じようとするマメな人の割合を10%として、うっかりクリック率が10%、とすれば、1%となって、広告を押すのと独立ならCTR 1%追加になるのでぼちぼち儲かりそうです。

コメント

このブログの人気の投稿

[linux] ping は通るのに No route to host と言われる

Chrome でダウンロードしたファイル名の一部がハイフンになる

[windows] Windows 回復環境 (WinRE) を修理する