2018-03-19

So-net フレッツ回線を IPv6 + DS-Lite に変更して劇的に速度改善しました

最近、毎晩8時~12時くらいの時間帯で、So-net フレッツ光マンションタイプのインターネット回線のダウンロード速度が非常に遅くなる (0.1~1Mbps程度) 現象に見舞われており、大変困っていました。

具体的には、YouTube の 1080p や、AbemaTV の最高画質はダウンロードが追い付かず、低ビットレートのモヤモヤした画面を見させられ、アプリの更新やデータダウンロードでもやたら時間がかかるという感じで、この回線に繋がる Wi-Fi よりも、ドコモ Xi の 4G+ の方がずっと速いという、いったい何にお金払っているんだろうかという状況でした。

切り分け用に NTT 東日本の用意してくれている フレッツ速度測定 では、十分に高速 (90Mbps 以上) な速度になっているので、おそらくボトルネックは So-net 用の PPPoE 部分にあるようで、先駆者のブログでの改善報告も参考にして、以下のページより IPv6 接続オプションを申し込みました。
「IPv6」ご利用のご案内 | 会員サポート | So-net

申し込み数時間後、手続きが完了したようで、ルーター広告 (RA) でグローバル IPv6 アドレスが降ってきて IPv6 で通信できるようになり、Google, Facebook, YouTube, Netflix など、IPv6 接続性のあるサイトの速度が改善しました。

この調子で IPv4 の速度も改善するため、So-net での IPv4 over IPv6 トンネリング (IPv6 ネットワーク上で IPv4 の通信を行う技術) のために必要な DS-Lite に対応した無線LANルーター WXR-1751DHP2 を導入してみました。セットアップ自体は PPPoE の設定すら必要なく、有線で繋いで電源を入れるだけで、あとは IPv6 と IPv4 (DS-Lite) の接続性が得られました。

速度測定結果は以下のように、混み合っていた時間帯でも安定してダウンロード 60Mbps 以上は出るようになって、非常に快適になりました。



プロバイダを So-net に変えてから、遅延がひどくてやらなくなっていた、FPS も試しにやってみたところ、ちゃんと敵の居場所が反映されるようになって、レイテンシーも安定して良くなっているようです。首都圏や都市近郊部などで、夜間の混雑のひどいフレッツ光回線を使用している方は、ぜひ同様のオプションをご検討されると良いと思います。

蛇足
DS-Lite 対応のためには、必ずしも対応する専用機器を買う必要はなく、何らかの DS-Lite 対応ルーター + 無線アクセスポイントでも良いと思います。

これまで、PPPoE 終端装置の増設状況により差別化 (予想) されていたプロバイダ品質は、いったい今後どうなるのか考えると、そもそも IPv4 トンネリング部分で、JPIX, BBIX, MFEED の三社しか NTT 側と繋がっていないので、フレッツ光のどんなプロバイダを選ぼうとも、IPv6 接続して、IPv4 トンネリングを行えば、IX 品質の最高のインターネット接続を享受できるようになったのではないかと思い、今後の回線状況に期待します。

リンク
サービスのご案内 - transixサービス IPv4 トンネリングに関する図があります
DS-Lite IPv4接続オプション接続確認機種情報
Speedtest by Ookla 人気のある速度測定サイト、手動変更すると、SoftEther 社なども選べて面白いです
インターネット回線の速度テスト | Fast.com こちらの計測サーバーは Netflix の CDN なので品質が高いと思います

細かい注意
IPv6 オプションの申し込み完了後、設定状況によっては、問答無用で IPv6 経由でグローバルに晒されるので、注意してください。参考:
IPv6通信にNDプロキシを指定すると安全になるとはどういうことか

2018-03-12

[adtech] 行動ターゲティング広告を最大限強化するには

インターネット広告について、もし広告ブロッカーなどは使わず、広告を受け入れるポリシーなのであれば、完全に最適化してもらうのも面白いと思います。行動ターゲティング広告という仕組みはご存知であっても、具体的に最適化を強化するには何をすれば良いかは、各社気持ち悪がられることを恐れてか、あまり明確な説明をしていないように思います。そこで、広告の最適化をより進め、広告の配信が楽しみになるアイディアをご紹介します。

まず、Google, Facebook, Twitter, Yahoo! JAPAN など、広告配信に直結したアカウントで、モバイルを含む普段使うすべてのブラウザにログインしましょう。クッキーを受け入れていれば、すでにブラウザごとに履歴が蓄積しているのですが、アカウント経由で全ての行動履歴が統合されることでより正確なプロフィールが仕上がります。

Safari のデフォルトの設定は広告最適化上よろしくないものがあるので、サードパーティークッキーは受け入れる、サイト越えトラッキングも防がない設定に変更すると良いです。

次に、所持しているモバイル端末全てに、各社のモバイルアプリをインストールし、ログインしましょう。これにより、デバイス単位で存在する IDFA (iOS), AdID (Android) の広告用識別子と、ユーザープロフィールが統合され、モバイルアプリ内の広告も最適化が完了します。追加で、位置情報も定期送信しておくと良いです。

これらのユーザーごとに広告配信を最適化する仕組みは、必ずしもリアルタイムではなく、日次~週次ほどのバッチ処理で随時更新されるような雰囲気です。すぐに面白い広告が出なくともしばらく放置してみると良いと思います。

以上の対応により、例えば、Google 広告設定 を見てみると、以下のように収集された興味関心が一覧で表示されると思います。



現状の分析
現状どれくらい正確なユーザーの情報を得られているかについて、Google は Google Chrome により、SDK の埋め込みがなくても、全ての閲覧履歴を収集する仕組みを持っているので、格段に優位な状況にあると思います。

Facebook のモバイルアプリも、標準ブラウザでログイン済みかどうかを定期的に確認し、ログインさせる機能を有しているので、広告の正確性向上にこだわっていると思います。

Twitter では Android アプリでインストールしているアプリ一覧を収集する機能があるのですが、まだブラウザのログイン状態を検知し、ログインさせる機能は無いように思います。

広告の最適化を望まない場合
これらの仕組みを望まないのであれば、ログイン状態を維持したまま、以下の各社のアカウント設定にある広告設定で、アカウント単位でオプトアウトしておきましょう。
Google 広告設定
Facebook 広告設定
Twitter カスタマイズとデータ
Yahoo! JAPANの配信する行動ターゲティング広告の無効化について

もしログアウトしておきたいのであれば、ブラウザのトラッキング拒否設定をオンにし、以下のサイトでオプトアウト状況を確認して、必要に応じてクッキーを設定すると良いと思います。
善良な広告配信業者はこのサイトからのオプトアウトに対応しています。
WebChoices: Digital Advertising Alliance's Consumer Choice Tool for Web US