2018-03-12

[adtech] 行動ターゲティング広告を最大限強化するには

インターネット広告について、もし広告ブロッカーなどは使わず、広告を受け入れるポリシーなのであれば、完全に最適化してもらうのも面白いと思います。行動ターゲティング広告という仕組みはご存知であっても、具体的に最適化を強化するには何をすれば良いかは、各社気持ち悪がられることを恐れてか、あまり明確な説明をしていないように思います。そこで、広告の最適化をより進め、広告の配信が楽しみになるアイディアをご紹介します。

まず、Google, Facebook, Twitter, Yahoo! JAPAN など、広告配信に直結したアカウントで、モバイルを含む普段使うすべてのブラウザにログインしましょう。クッキーを受け入れていれば、すでにブラウザごとに履歴が蓄積しているのですが、アカウント経由で全ての行動履歴が統合されることでより正確なプロフィールが仕上がります。

Safari のデフォルトの設定は広告最適化上よろしくないものがあるので、サードパーティークッキーは受け入れる、サイト越えトラッキングも防がない設定に変更すると良いです。

次に、所持しているモバイル端末全てに、各社のモバイルアプリをインストールし、ログインしましょう。これにより、デバイス単位で存在する IDFA (iOS), AdID (Android) の広告用識別子と、ユーザープロフィールが統合され、モバイルアプリ内の広告も最適化が完了します。追加で、位置情報も定期送信しておくと良いです。

これらのユーザーごとに広告配信を最適化する仕組みは、必ずしもリアルタイムではなく、日次~週次ほどのバッチ処理で随時更新されるような雰囲気です。すぐに面白い広告が出なくともしばらく放置してみると良いと思います。

以上の対応により、例えば、Google 広告設定 を見てみると、以下のように収集された興味関心が一覧で表示されると思います。



現状の分析
現状どれくらい正確なユーザーの情報を得られているかについて、Google は Google Chrome により、SDK の埋め込みがなくても、全ての閲覧履歴を収集する仕組みを持っているので、格段に優位な状況にあると思います。

Facebook のモバイルアプリも、標準ブラウザでログイン済みかどうかを定期的に確認し、ログインさせる機能を有しているので、広告の正確性向上にこだわっていると思います。

Twitter では Android アプリでインストールしているアプリ一覧を収集する機能があるのですが、まだブラウザのログイン状態を検知し、ログインさせる機能は無いように思います。

広告の最適化を望まない場合
これらの仕組みを望まないのであれば、ログイン状態を維持したまま、以下の各社のアカウント設定にある広告設定で、アカウント単位でオプトアウトしておきましょう。
Google 広告設定
Facebook 広告設定
Twitter カスタマイズとデータ
Yahoo! JAPANの配信する行動ターゲティング広告の無効化について

もしログアウトしておきたいのであれば、ブラウザのトラッキング拒否設定をオンにし、以下のサイトでオプトアウト状況を確認して、必要に応じてクッキーを設定すると良いと思います。
善良な広告配信業者はこのサイトからのオプトアウトに対応しています。
WebChoices: Digital Advertising Alliance's Consumer Choice Tool for Web US