[windows] システムのフォントが壊れた場合の対処方法
MS ゴシック, MS Pゴシック などシステムのフォントが利用不能になった場合、本来とは違うフォントにフォールバックされることで IE の設定ダイアログが文字が大きくなって画面からはみ出す感じになったり、Yahoo Japan のページが明朝体になったりするなど、MS ゴシック系のフォント名がハードコードされている画面がことごとくヘンになるようです。この状況では例えば wordpad でもフォント一覧から MS ゴシックが消滅するので、このことを手掛かりにできます。 そのような症状が出ている場合は以下の手順を順にお試しください。 1. スキャンディスクでファイルシステムを修復する そもそもファイルシステムが正常でないと常人には不可解な症状が出るので、最初に修復しておくことをお勧めします。 エラーがないかドライブをチェックする 2. セーフモードで起動する セーフモードで起動したときに自動的にフォントキャッシュがクリアされます。 コンピューターをセーフ モードで起動する 3.1. システムファイルチェッカーでフォントを修復する 本来は自動修復されるはずなのですが、手動で再スキャンをしてみる価値があります。 KB929833 システム ファイル チェッカー ツールを使用して、Windows Vista または Windows 7 の不足しているシステム ファイルまたは破損しているシステム ファイルのトラブルシューティングを行う方法 3.2. 手動で修復する 自動修復できなかった場合でもインストールディスクから自力でフォントのファイルを持ってくる方法があります。他の PC からコピーしてくるという方法もあります。 How to extract missing system files from the DVD of Windows 7/Vista. 4. フォントを再登録する ファイルが正常であっても登録されている情報が正常ではない場合があるので、以下の手順で再インストールを試してください。 フォントのフォルダは仮想化されていてファイル実体が見えないので、コマンドプロンプトを使って以下のコマンドでファイル実体をコピーします。 dir c:\windows\fonts (ファイル名一覧が出ます) copy c:\window